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​B型・C型肝炎患者医療給付事業指定医療機関

B型肝炎

出産時ないし乳幼児期にB型肝炎ウイルスに感染すると持続感染となり、その約1割が慢性肝炎を発症すると言われています。(残りの9割は非活動性キャリアといわれる状態になります。)

慢性肝炎の状態を放置すると中にはウイルスの排除が出来ず急性増悪を繰り返しながら比較的若い年齢で肝硬変、もしくは肝がんの発症へと進行していく例もみられています。
肝機能異常を呈する場合は何らかの治療が必要と考えます。治療としてはB型肝炎ウイルスの増殖を抑える 核酸アナログ製剤の投与を行うのが一般的です。現在はガイドライン上、主に2種類の治療薬が推奨されており、患者様の状態に合わせて、選択しております。

ただ、たとえ、非活動性キャリアであったとしても、体内のウイルス量を測定しつつ、定期的なフォローアップが必要となります。

ご心配の方や健診などで指摘された方はぜひご相談ください。

C型肝炎

C型肝炎は、ほかの肝炎に比し、症状が軽く、自覚症状がない場合も、少なくありませんが、C型肝炎は70~80%の高い割合で、慢性肝炎に移行するというのが恐ろしい特徴です。

そして、ほとんど自然治癒することなく、肝炎が持続します。約30年経つと、20~30%の人が肝硬変に移行、肝細胞癌が発症するといわれています。

以前はインターフェロンというと治療が主流で週に1回通院して、注射をうち、半年ないしは1年程度継続するという治療でした。そのうえで、奏効率がウイルスの型によっては40%以下という惨憺たる時期もありましたが、現在は医師の指導の下、飲み薬を2~3か月内服することで95%以上の成功率が期待できるという、いわゆる「治せる」病気になってきております。過去にインターフェロン治療で失敗し、そのまま放置されている方や、健診などでC型肝炎抗体陽性を指摘された方はぜひご相談ください。

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当院では、名古屋市の無料のB型肝炎及びC型肝炎の検査が利用できますし、仮に陽性であったとしても、国の治療費助成制度もあり、それを利用するための診断書を作成可能な、B型・C型肝炎患者医療給付事業指定医療機関でもありますので、安心して、ご利用ください。

1-1. B型・C型肝炎ウイルス検査

過去にB型・C型肝炎ウイルス検査を受けたことがない方

問診、HBs抗原検査、HCV抗体検査を行います

​対象者

無料

​内容
​費用
1-2. B型・C型肝炎ウイルス検査(二次検査:HCV抗原検査追加)

一次検査の結果、HCV抗体が低力価又は中力価の方に実施します

HCV抗原検査を行います

​対象者

無料

​内容
​費用
1-3. B型・C型肝炎ウイルス検査(三次検査:HCV核酸増幅検査追加)

二次検査の結果、HCV抗原が陰性の方に実施します

HCV核酸増幅検査を行います

​対象者

無料

​内容
​費用
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