名古屋市の胃がん検診(ワンコイン検診)は、これまでエックス線検査(バリウム検査)のみしか行われておりませんでしたが、平成28年10月より、内視鏡による検診も選択できるようになりました。鼻からの内視鏡・口からの内視鏡、どちらでも選択できます。
胃カメラ検査が500円の自己負担で行える制度ですが、いくつかの注意点、制限があります。以下の点を、よくご確認ください。
検診を受けるには、ご予約が必要です。まずは、お電話下さい。
また、最後の同意書を、ご記入の上ご持参頂くと、スムーズに受診できます。

対象の方
・名古屋市にお住まいの、年齢50歳以上の方で、職場等で胃がん検診を受診する機会のない方。
・内視鏡検診を受けられるのは、2年度に1度となっております。また、X線検診と同年度には受けられません。厳密に言うと隔年度毎での検査となります。
(例 2020年4月3日に受けた場合2022年3月23日にはできません。このケースは約2年経過しておりますが、2020年度は4月1日から翌年3月31日までなので、翌年度に当たる2022年3月31日までは受けることができないため)
そのため、内視鏡検診を受けられた翌年度はX線検診、内視鏡検診ともに受けられません。必要な場合は保険診療での検査をお願いします。
*胃がん検診は胃の疾患による自覚症状のない方が対象です。
*胃の不調・症状のある方は保険診療となります。胃がん検診では胃粘膜を採取するピロリ菌検査は,制度として認められておりません.ご了解ください。
*状況により胃がん検診の対象になるかどうか分からない方は、検査当日の問診時に判断させていただきます(検診の対象でなければ保険診療として検査を行います)。
料金について
・名古屋市胃がん内視鏡検診としての自己負担額は 500円 です。
・70歳以上の方は 無料 となります。
それ以外に、市民税非課税世帯の方など一部の方に自己負担金免除となる制度があります。
内視鏡観察の結果、生検(組織検査)が必要と検査医が判断した場合、生検を行うことができますが、その追加費用は検診には含まれず、保険診療となります。その場合、保険診療の自己負担分として追加料金(1500円〜4000円程度)が発生いたします(稀ですが食道・胃の両方で生検を要した場合はそれより高くなります)。
検診の内容
・問診・内視鏡検査を行います。
・経口内視鏡、経鼻内視鏡のどちらも選択できます。
尚、胃がん内視鏡検診においては、鎮静薬の使用は認められておりません。鎮静剤ご希望の方はこの制度はご利用できませんので予めご了承ください。
※当院ではバリウム検診は行っておりません。内視鏡検診のみの実施となります。

検査結果
名古屋市がん検診ではすべての検査結果を二人の専門医がダブルチェックしております。検査医による結果説明は検診当日に行いますが、正式な結果をお渡しするのは、後日ダブルチェックを済ませた後となります。
持ち物
胃カメラの検診では
・名古屋市指定の同意書
・細胞検査時に必要となる保険証
・黄色い医療証をお持ちの方は、医療証も。
が必要です。検査をご希望の方は,以下のボタンよりダウンロード頂き,必要事項をご記入の上、御持参下さい。
来院後にも同意書を作成いただけますが、ご記入の上ご持参頂けると、よりスムーズに受診頂けます。

名古屋市のホームページでのご案内は、こちらへ